2007年 05月 03日
スティーブン・ショウの水泳レッスン・1 |
5月からロンドンで週に一度、全部で5回の水泳レッスンに行くことにしました。講師はアレクサンダー・テクニックの教師でもある、スティーブン・ショウ(Steven Shaw)とアシスタントのロジャーです。
今回私が受けるのはクロールのレベル1という一回60分のグループレッスンです。ショウメソッドのレッスンでは、どんなに泳げる人でも必ずこのレベル1から始めなければならないそうです。このレベル1終了後レベル2というクラスを受けることができます。
小学校の12メートルほどの小さな室内プールを使って、11人のグループでした。スティーブンは写真で見たとおりの人で、水の中に住んでいると言われても納得してしまいそうな感じです?!
始めに簡単な自己紹介と説明の後、水の中に入って前、後ろ、横に歩きます。水の中では体の軸がちょっとしたことでぶれてしまいがちですが、頭と背中に意識を持ってきて背中を長く、柔らかく使えるように徐々に馴らしていきます。スティーブンは実際に説明しながら動きを自分でやって見せてくれます。
レッスンは歩くことから段階を次々に追って、顔を水につけて浮いて進むことへ、そして脚の使い方、腕を伸ばしたときの胴体の使い方と、頭の方向など、スピーディーに進んでいき、あっという間に終わりました。レッスンを通して常に頭、首、背中の自由な動きを妨げないことが大切にされ、どんな動きをするときもそこに焦点が置かれます。
普段は気の向くままに、自己流で泳いでいる私にとって、短い時間に多くの情報が、しかも英語で(声が響きすぎて聴きとりにくいよ~)、水の中という特殊な環境の中で押し寄せて来るこの状況は、なかなか大変で、ついつい具体的な動きに夢中になって首と背中の関係を忘れてしまったり、ぜんぜん違う動きになってしまったり・・・
久しぶりに、馴染みのない新しいものを人から習うという経験をしました。日常生活や、バレエではあまりしない、自分のレパートリーにない動きをやったときなどは、なんとも自分のからだに違和感を感じて、なんて不器用なんだろう・・と思うと同時に、そんな違和感を感じる動きを発見して、練習を繰り返していくうちに現れる感覚の変化を興味をもって楽しむこともできました。
こんな動きや、方向が「自分のからだが知らない」ことなんだ・・!という、知らなかったことを知った新鮮な驚きとそれを身につけていく楽しさは、バレエのクラスでのひとつの動きを何度も繰り返して洗練させていく楽しさとはまた違ったものがありました。
それと同時に、普段の私の習慣的な体の使い方や動きの癖が、馴染みのない動きを作り出していることにも気がつきました。
レッスンは60分という限られた時間なので、今日やったことは次のレッスンの前にゆったりと時間をかけて繰り返してやって、自分に感じられる変化をじっくりと観察したいと、久しぶりに張り切っています!
申し込んだときに送ってもらったDVDも見てみようっと。
***スティーブンはみんなのまわりを廻って教えに来てくれるのですが、顔を水につけて脚を動かして泳いでいるとき(バタ足のような動き)に、すっと首のあたりに手を置いてくれました。まったく圧力を感じない柔らかいタッチでしたが、その途端にふらふらと安定せず、やりにくさを感じていた体の軸がスッと定まり、背中からつながって脚を動かせるようになりました。スティーブンの背中の力強さが、手を通して私の背中に伝わってきて、背中が自由を取り戻した素敵な瞬間でした。さすがですね~~~!!******
今回私が受けるのはクロールのレベル1という一回60分のグループレッスンです。ショウメソッドのレッスンでは、どんなに泳げる人でも必ずこのレベル1から始めなければならないそうです。このレベル1終了後レベル2というクラスを受けることができます。
小学校の12メートルほどの小さな室内プールを使って、11人のグループでした。スティーブンは写真で見たとおりの人で、水の中に住んでいると言われても納得してしまいそうな感じです?!
始めに簡単な自己紹介と説明の後、水の中に入って前、後ろ、横に歩きます。水の中では体の軸がちょっとしたことでぶれてしまいがちですが、頭と背中に意識を持ってきて背中を長く、柔らかく使えるように徐々に馴らしていきます。スティーブンは実際に説明しながら動きを自分でやって見せてくれます。
レッスンは歩くことから段階を次々に追って、顔を水につけて浮いて進むことへ、そして脚の使い方、腕を伸ばしたときの胴体の使い方と、頭の方向など、スピーディーに進んでいき、あっという間に終わりました。レッスンを通して常に頭、首、背中の自由な動きを妨げないことが大切にされ、どんな動きをするときもそこに焦点が置かれます。
普段は気の向くままに、自己流で泳いでいる私にとって、短い時間に多くの情報が、しかも英語で(声が響きすぎて聴きとりにくいよ~)、水の中という特殊な環境の中で押し寄せて来るこの状況は、なかなか大変で、ついつい具体的な動きに夢中になって首と背中の関係を忘れてしまったり、ぜんぜん違う動きになってしまったり・・・
久しぶりに、馴染みのない新しいものを人から習うという経験をしました。日常生活や、バレエではあまりしない、自分のレパートリーにない動きをやったときなどは、なんとも自分のからだに違和感を感じて、なんて不器用なんだろう・・と思うと同時に、そんな違和感を感じる動きを発見して、練習を繰り返していくうちに現れる感覚の変化を興味をもって楽しむこともできました。
こんな動きや、方向が「自分のからだが知らない」ことなんだ・・!という、知らなかったことを知った新鮮な驚きとそれを身につけていく楽しさは、バレエのクラスでのひとつの動きを何度も繰り返して洗練させていく楽しさとはまた違ったものがありました。
それと同時に、普段の私の習慣的な体の使い方や動きの癖が、馴染みのない動きを作り出していることにも気がつきました。
レッスンは60分という限られた時間なので、今日やったことは次のレッスンの前にゆったりと時間をかけて繰り返してやって、自分に感じられる変化をじっくりと観察したいと、久しぶりに張り切っています!
申し込んだときに送ってもらったDVDも見てみようっと。
***スティーブンはみんなのまわりを廻って教えに来てくれるのですが、顔を水につけて脚を動かして泳いでいるとき(バタ足のような動き)に、すっと首のあたりに手を置いてくれました。まったく圧力を感じない柔らかいタッチでしたが、その途端にふらふらと安定せず、やりにくさを感じていた体の軸がスッと定まり、背中からつながって脚を動かせるようになりました。スティーブンの背中の力強さが、手を通して私の背中に伝わってきて、背中が自由を取り戻した素敵な瞬間でした。さすがですね~~~!!******
by ericolex2323
| 2007-05-03 18:48