2007年 07月 14日
ロイヤルバレエスクール・マチネ公演 |
14日土曜日は、楽しみにしていた、ロイヤルバレエスクールの年に一度のオペラハウスでのマチネ公演でした。
・・というのに、オックスフォードからのバスがなぜか二台連続満員で乗れずロンドン到着が大幅に遅れてしまいました。地下鉄を乗り継いで走って向かったにもかかわらず、無常にも目の前でオペラハウスのドアは閉まっていったのでした。
廊下のモニターで寂しく鑑賞するはめに。
通常では次の休憩まで入場できないのですが、今回は特別なのか、一作品終わったところで係員が凄い勢いで中に連れて行ってくれました。ああ、よかった!
今回は、ロウアー・スクールの生徒の為の創作から始まり、海賊のグラン・パ・ド・ドウ、アッパー・スクールの生徒達の創作三作、マクミラン振り付けの小品。そして最後は全員出演のグラン・デフィレでした。
今回はバレエ学校の生徒達のクセのない、上品な美しさにとても感心しました。
特にロウアー・スクールのまだ弱々しい線の男の子達の、舞台上でのマナーの良さに顔がゆるみっぱなしでした。ちいさいけれど、みんなハンサムなジェントルマンです。
バレエスクールの生徒の男女の数はどの学年もほぼ同数で、小さな頃から男女で組んで踊って行く中で、女性を自然にリードするのが身に付いていくんだろうなあと、なんだかうらやましく思いました。
女の子達も、みんなお人形のようにかわいらしくて、でもしっかりと踊っています。ステップを追いかけて動いているのではなく、ちゃんと音楽を表現して、のびのびと踊ってくれるのです。そして、全員が美しいクラシックのクセのないラインをほぼ完成させているというのが、また驚きです。さすがロイヤルバレエスクール、と思わずにはいられません。
アッパースクールとなると、ちょっと様子は変わってきて、もう最上級生はプロのダンサーと変わらない難しい振り付けをこなしています。そのかわり、なんとなく平均化している感じもあります。無難になってしまう、とでもいうのでしょうか・・・今回たくさん見た創作作品がどれも私には似たような振り付けに見えて、ちょっと途中で退屈してしまったからかもしれませんが。
なかでは、やはり海賊とマクミラン作品の主役を踊っていた女の子に目がいきました。ものすごいテクニックがある訳ではないけれど、アクの無い、上品な体の使い方と、自然な音楽性がとても素敵です。これからぐ~んと上手くなっていくんだろうなあ、と思わせるようなダンサーでした。
この日、一番盛り上がったのは一番最後の10分ほどのグラン・デフィレでした。生徒全員が練習着にスカートやチュチュを着けたシンプルな姿で、次々登場します。全員が舞台に勢揃いしたところで大いに盛り上がって終わるのですが、このときの観客からの拍手と声援は、今まで私が知る限り、一番大きく暖かかいものでした。
このバレエスクールのマチネ公演は、毎年発売と同時に売り切れてしまい、なかなかチケットが取れないのです。私はリターンチケットをやっと手に入れました。
この日のオペラハウスはバレエが大好きな人達で一杯でした。こんな素敵なオペラハウスで、この暖かい観客の前で踊れる生徒たちはなんて幸せなんだろうと、うらやましくなるようなマチネ公演でした。
・・というのに、オックスフォードからのバスがなぜか二台連続満員で乗れずロンドン到着が大幅に遅れてしまいました。地下鉄を乗り継いで走って向かったにもかかわらず、無常にも目の前でオペラハウスのドアは閉まっていったのでした。
廊下のモニターで寂しく鑑賞するはめに。
通常では次の休憩まで入場できないのですが、今回は特別なのか、一作品終わったところで係員が凄い勢いで中に連れて行ってくれました。ああ、よかった!
今回は、ロウアー・スクールの生徒の為の創作から始まり、海賊のグラン・パ・ド・ドウ、アッパー・スクールの生徒達の創作三作、マクミラン振り付けの小品。そして最後は全員出演のグラン・デフィレでした。
今回はバレエ学校の生徒達のクセのない、上品な美しさにとても感心しました。
特にロウアー・スクールのまだ弱々しい線の男の子達の、舞台上でのマナーの良さに顔がゆるみっぱなしでした。ちいさいけれど、みんなハンサムなジェントルマンです。
バレエスクールの生徒の男女の数はどの学年もほぼ同数で、小さな頃から男女で組んで踊って行く中で、女性を自然にリードするのが身に付いていくんだろうなあと、なんだかうらやましく思いました。
女の子達も、みんなお人形のようにかわいらしくて、でもしっかりと踊っています。ステップを追いかけて動いているのではなく、ちゃんと音楽を表現して、のびのびと踊ってくれるのです。そして、全員が美しいクラシックのクセのないラインをほぼ完成させているというのが、また驚きです。さすがロイヤルバレエスクール、と思わずにはいられません。
アッパースクールとなると、ちょっと様子は変わってきて、もう最上級生はプロのダンサーと変わらない難しい振り付けをこなしています。そのかわり、なんとなく平均化している感じもあります。無難になってしまう、とでもいうのでしょうか・・・今回たくさん見た創作作品がどれも私には似たような振り付けに見えて、ちょっと途中で退屈してしまったからかもしれませんが。
なかでは、やはり海賊とマクミラン作品の主役を踊っていた女の子に目がいきました。ものすごいテクニックがある訳ではないけれど、アクの無い、上品な体の使い方と、自然な音楽性がとても素敵です。これからぐ~んと上手くなっていくんだろうなあ、と思わせるようなダンサーでした。
この日、一番盛り上がったのは一番最後の10分ほどのグラン・デフィレでした。生徒全員が練習着にスカートやチュチュを着けたシンプルな姿で、次々登場します。全員が舞台に勢揃いしたところで大いに盛り上がって終わるのですが、このときの観客からの拍手と声援は、今まで私が知る限り、一番大きく暖かかいものでした。
このバレエスクールのマチネ公演は、毎年発売と同時に売り切れてしまい、なかなかチケットが取れないのです。私はリターンチケットをやっと手に入れました。
この日のオペラハウスはバレエが大好きな人達で一杯でした。こんな素敵なオペラハウスで、この暖かい観客の前で踊れる生徒たちはなんて幸せなんだろうと、うらやましくなるようなマチネ公演でした。
by ericolex2323
| 2007-07-14 19:26
| バレエ・ダンス