2009年 02月 21日
「落日の王国 The Fall」 |
ちょっと時間がたってしまいましたが、映画「落日の王国」を見ました。一般公開から遅れて、飯田橋の名画座、ギンレイホールで見ました。
つい見逃した映画があきらめた頃に、しかもお得な二本立てでみられるギンレイホールはとってもありがたい存在です。上映作品も私好みのものが多いのでとっても助かります。
実は私、若い頃には自主映画制作を手伝ったこともあり、映画は大好きなんです。ジャンルは問わずどんなタイプの映画も見ます。
今回見た作品は、四年間かけて、24カ国以上の国でロケをして、CGに頼らずに撮影した、映像にこだわり満載の作品。監督はインド生まれのターセム。ビデオアーティスト出身の監督なんですね。
もう劇場では公開していないと思いますが、DVDが出ているようです。
CGに頼らないで映像を撮るということは、まず自然の光を待ったり、照明がイメージどおりの光になるかどうか何度もテストを繰り返したりしなければならないし、映画の中で何度も登場するセットなども全部実寸大で作らなければならないので、とても時間がかかるのです。でもその時間と労力が十分に報われた美しい映像の連続でした。
世界中の美しい場所をつめこんだこの映画の映像は、重なり合った光と時間の層が万華鏡のようにきらめいていました。
映像を駆使して語られる物語と現実の世界を見ているうちに、「ものがたり」というものはそれを語る人間のなかから創られるもので、人の内に広がる世界を超えることはないのだと感じました。
物語をハッピーエンドにするのも、悲劇で終わらせるのも心に無意識にある可能性に左右されているのでは・・なんてことを思いました。
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ちょっと分かりにくいですね。
主演のオレンジの木から落ちて腕を折り入院している女の子を演じたカティンカ・アンタルーのほっぺたがぷっくりしていてとってもかわい~!です。
この映画の青い壁の町はどこなんだろう・・??分かる方がいたら教えてください。
この町です。
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http://www.rakka-movie.com/main.htm
最後に、この物語がハッピーエンドで良かったです。
by ericolex2323
| 2009-02-21 01:17
| 映画