2007年 02月 02日
ヨルダン旅行・1 |
オックスフォードは晴天です。
ヨルダン8日間のツアーから帰ってきて朝から洗濯機がフル活動中です。一日では終わりそうもありません。
中東ヨルダンは、イスラエル、サウジアラビア、イラク、シリア、パレスチナ暫定自治区に隣接した小さな国です。湾岸諸国のように石油が出るわけでもなく、国自体は世界で最も貧しい国のひとつらしいのですが、経済政策として観光に大変力を入れ始めているようです。
実際私は英国旅行会社主催の観光ツアーで行ったので滞在したのは代表的な街のみ。紅海に面したリゾート地アカバから入国し、世界遺産のペトラ遺跡で有名な小さな町ペトラ、首都アンマンの三つの町に滞在しその近くの遺跡や砂漠、死海などの代表的な観光地を回りました。
ヨルダンに行ってみたいと思ったのは、イスラム世界の文化、異文化衝突などの考察等・・の旦那とは全く違い、ただ単に映画、「インディ・ジョーンズ」「アラビアのロレンス」などのロケ地、ペトラ遺跡やワジ・ラムや、広大なローマ遺跡のジェラシュなどをを見たかったという、いつもながらの単純な理由でした。
が、しかし、私たちのツアーグループに付いてくれたガイドのイケメン独身ヨルダン人、通称サミィは、ただ単に壮大な景色に歓声をあげ、写真を撮って終わりにすることを許さなかった・・・!!複雑な中東情勢や、様々な民族の混じり合ったヨルダンという国の状況、素晴らしい芸術や文化遺産や最新の発掘による発見、人々の生活、宗教、政治に関する様々な事実と一個人としての意見などなどなど・・・ものすごい情報量と知識の雨嵐を私たちに浴びせました。
実際、ヨルダンは小さい面積の中に、様々な芸術文化、遺産、宗教の混在する限りなく魅力的な国でした。そして、人々はとても気さくで親切です。もちろん物を買うときは値段を観光客向けに提示してきて、必要以上に高い値段を請求することもありましたが、(もちろん交渉可です)少なくとも今回行った町で夜歩いていても、危害を加えたり盗んだりというような観光客をねらった犯罪の気配は全く感じませんでした。子ども達はみなとても人なつこく、やはり日本人はまだめずらしい様で、美しい大きな目で笑いかけたり、じっと見つめてきたりします。
とは言え、私たちが紅海沿岸のリゾート地アカバに滞在していたときに、すぐ対岸に見えるイスラエルのリゾートでパレスチナ人に対する自爆テロがありました。そして、ツアーグループにはどこに行くにも必ずツーリストポリスが一緒についていて、観光客を守り、同時に遺跡などを観光客が破損などしないように目を配っています。もちろん腰にはピストルをさげています。(余談:私たちのグループ付きのポリスは若くてとてもハンサムで笑顔がかわいい若者でした)そして、ホテルの入り口はまるで空港のようなセキュリティがあり、そこには機関銃を下げた警官がチェックをしています。街角、道路などの要所にも同じように非常に厳しい警戒がそれとなくされているのです。
そして、首都アンマンのアメリカ大使館、英国大使館にいたっては、ほとんど軍事基地そのものです。アメリカ大使館の前には戦車が停まっていました。世界的なリゾートの死海は縦半分にイスラエル、パレスチナ自治区との国境が走っていて、その沿岸道路は全部で9つのチェックポイントがあり、武装した警官がしっかりと警戒をしています。
このような様子を見ると、人々の生活や町は非常に安全に感るものの、同時に国としてはいつ戦争やテロが始まってもおかしくない、そういうことがいつでも起こりえる危険をもった国であり地域にいるのだといることを知ります。それにもかかわらず、私には、その実際の危機感をどうしても実感することができませんでした。
まわりに見えるのは、たくさんの子どものいる家族連れや道端でのんびりとコーヒーやお茶をのんでいる平和そうな風景。
そんな様子を思い出すと、人々の生活はどんなに危険が迫っていても、その直前まで限りなく普通で、子ども達は美しい笑顔を見せてくれるんだろうと思いました。ヨルダンという国は不思議なバランスの上に成り立っている国です。
ヨルダン8日間のツアーから帰ってきて朝から洗濯機がフル活動中です。一日では終わりそうもありません。
中東ヨルダンは、イスラエル、サウジアラビア、イラク、シリア、パレスチナ暫定自治区に隣接した小さな国です。湾岸諸国のように石油が出るわけでもなく、国自体は世界で最も貧しい国のひとつらしいのですが、経済政策として観光に大変力を入れ始めているようです。
実際私は英国旅行会社主催の観光ツアーで行ったので滞在したのは代表的な街のみ。紅海に面したリゾート地アカバから入国し、世界遺産のペトラ遺跡で有名な小さな町ペトラ、首都アンマンの三つの町に滞在しその近くの遺跡や砂漠、死海などの代表的な観光地を回りました。
ヨルダンに行ってみたいと思ったのは、イスラム世界の文化、異文化衝突などの考察等・・の旦那とは全く違い、ただ単に映画、「インディ・ジョーンズ」「アラビアのロレンス」などのロケ地、ペトラ遺跡やワジ・ラムや、広大なローマ遺跡のジェラシュなどをを見たかったという、いつもながらの単純な理由でした。
が、しかし、私たちのツアーグループに付いてくれたガイドのイケメン独身ヨルダン人、通称サミィは、ただ単に壮大な景色に歓声をあげ、写真を撮って終わりにすることを許さなかった・・・!!複雑な中東情勢や、様々な民族の混じり合ったヨルダンという国の状況、素晴らしい芸術や文化遺産や最新の発掘による発見、人々の生活、宗教、政治に関する様々な事実と一個人としての意見などなどなど・・・ものすごい情報量と知識の雨嵐を私たちに浴びせました。
実際、ヨルダンは小さい面積の中に、様々な芸術文化、遺産、宗教の混在する限りなく魅力的な国でした。そして、人々はとても気さくで親切です。もちろん物を買うときは値段を観光客向けに提示してきて、必要以上に高い値段を請求することもありましたが、(もちろん交渉可です)少なくとも今回行った町で夜歩いていても、危害を加えたり盗んだりというような観光客をねらった犯罪の気配は全く感じませんでした。子ども達はみなとても人なつこく、やはり日本人はまだめずらしい様で、美しい大きな目で笑いかけたり、じっと見つめてきたりします。
とは言え、私たちが紅海沿岸のリゾート地アカバに滞在していたときに、すぐ対岸に見えるイスラエルのリゾートでパレスチナ人に対する自爆テロがありました。そして、ツアーグループにはどこに行くにも必ずツーリストポリスが一緒についていて、観光客を守り、同時に遺跡などを観光客が破損などしないように目を配っています。もちろん腰にはピストルをさげています。(余談:私たちのグループ付きのポリスは若くてとてもハンサムで笑顔がかわいい若者でした)そして、ホテルの入り口はまるで空港のようなセキュリティがあり、そこには機関銃を下げた警官がチェックをしています。街角、道路などの要所にも同じように非常に厳しい警戒がそれとなくされているのです。
そして、首都アンマンのアメリカ大使館、英国大使館にいたっては、ほとんど軍事基地そのものです。アメリカ大使館の前には戦車が停まっていました。世界的なリゾートの死海は縦半分にイスラエル、パレスチナ自治区との国境が走っていて、その沿岸道路は全部で9つのチェックポイントがあり、武装した警官がしっかりと警戒をしています。
このような様子を見ると、人々の生活や町は非常に安全に感るものの、同時に国としてはいつ戦争やテロが始まってもおかしくない、そういうことがいつでも起こりえる危険をもった国であり地域にいるのだといることを知ります。それにもかかわらず、私には、その実際の危機感をどうしても実感することができませんでした。
まわりに見えるのは、たくさんの子どものいる家族連れや道端でのんびりとコーヒーやお茶をのんでいる平和そうな風景。
そんな様子を思い出すと、人々の生活はどんなに危険が迫っていても、その直前まで限りなく普通で、子ども達は美しい笑顔を見せてくれるんだろうと思いました。ヨルダンという国は不思議なバランスの上に成り立っている国です。
by ericolex2323
| 2007-02-02 18:01
| 旅